島田「諏訪原城」火縄銃イメージ 試験合格願い販売

 戦国時代に武田、徳川両軍の攻防の舞台となった島田市の国指定史跡「諏訪原城跡」の魅力を伝えようと、市が火縄銃をあしらった限定の御城印を制作した。弾痕をイメージし穴を空けた奇抜なデザイン。16日に諏訪原城跡のビジターセンターで販売する。

火縄銃で撃ち抜いたような穴が特徴の御城印=島田市役所
火縄銃で撃ち抜いたような穴が特徴の御城印=島田市役所

 多くの火縄銃の弾が出土していることにちなみ、“戦いの城”としての歴史を知ってもらうきっかけにしようと考案した。昨年12月に横浜市で開かれたイベント「お城EXPO」で600枚が完売するなど人気を集め、地元での販売を決めた。
 鉄砲玉が的を打ち抜くデザインから、受験シーズンを前に「試験を無事通過して」という願いも込めた。諏訪原城跡周辺にはすべらず地蔵尊、日限地蔵尊などの合格祈願スポットが点在することから、市文化資源活用課の担当者は「御城印を手にお参りし、ぜひ合格を勝ち取ってほしい」と話した。
 販売は16日午前11時から。約300枚を用意した。1人2枚まで。

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