地元食材たっぷり「ぬまづうどん」 静岡県住みます芸人開発
吉本興業「静岡県住みます芸人」の「ぬまんづ」のうえたけさんとさこリッチさんは飲食店「山正」=沼津市平町=の協力で、地元の素材を使った「ぬまづうどん」を開発し、同店2号店で販売を始めた。「沼津を盛り上げる拠点にしたい」と芸人自ら厨房(ちゅうぼう)に立ち、PRする。
お笑いタレントの間寛平さんが、沼津の新しい名物を作ろうと約1年前に発案。地元に密着して、劇場のある沼津への恩返しにと2人が店舗での販売を目指した。山正の店主竹下幸二さん(46)のアドバイスを受けながらメニュー開発やうどんの作り方などを学び、準備を進めてきた。
うどんは間さんの出身である関西風のだしで、細めの麺を採用。沼津港から本エビやアサリなどを仕入れた。だし重視の優しい味付けで、誰でも作れて食べられることを意識した。同港での「Sea級グルメ全国大会」へエントリーをしていて、レシピ公開も目指す。
販売初日の12日は、用意していた約40杯が完売した。店長を務めるうえたけさんは「おいしいと食べてもらえてうれしい。このにぎわいを持続させたい」と意気込んだ。3月26日に同市で開かれる「寛平アメマナイトマラソンin沼津2022」でもランナーに振る舞う予定。4月をめどに「ぬまづうどん」専門の新店舗開業を目指すという。
同店に隣接する2号店「Hanare」で2月末までの平日、不定期で営業する。問い合わせは沼津ラクーンよしもと劇場<電055(946)6612>へ。