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特集 : 福祉・介護

会話弾む 高齢者の買い物支援、車貸し切り 焼津の港地区2自治会

 焼津市港地区で、地域住民が1人暮らしの高齢者の買い物を支援するサービスが始まっている。貸し切った1台の車両に、希望する高齢者とボランティアの支援員が一緒に乗り、最寄りの公会堂などから市内の大型スーパーまで同行する。コロナ禍で懸念される高齢者の孤立を防ごうと地区の自治会が企画した。

車両に乗り込む高齢者=焼津市の田尻北・浜北公会堂
車両に乗り込む高齢者=焼津市の田尻北・浜北公会堂

 事業主体は同市港地区の二つの自治会でつくる「港地域づくり推進会」。2021年度は実証実験で12月から展開を始めた。
 海岸沿いのエリアに住む75歳以上の高齢者が対象。徒歩圏内で行ける買い物施設が少なく、大型スーパーへも距離があることから、「買い物の足」に対する要望が強く、支援サービスの導入に踏み切った。
 特別養護老人ホームの空き車両を使って、第2・第4水曜日に大型スーパーまでの区間を往復する。車両には地域住民が付き添いとして乗車する。
 本格展開前の11月、実際に高齢者を乗せて車両を運行するデモンストレーションを行った。車中は利用者同士で会話が弾み、和気あいあいとした雰囲気に包まれた。買い物リストを持ってきた利用者の姿も。企画した佐野清志・港第23自治会長は「外へ出たいというニーズが高いことを痛感した」と語る。
 嶋芳正・港第14自治会長は「軌道に乗れば、買い物支援だけでなく花見やピクニックといったお出かけ支援に広げていきたい」と構想を語った。

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