テーマ : 熱海土石流災害

土砂警戒、今も 仮設に120世帯 熱海土石流から半年

 熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から半年を迎えた。26人が死亡し、今なお1人が行方不明になっている。現場は依然として警戒区域の解除が見通せず、被災者が住み慣れた地に戻れるめどは立っていない。一方で政府は土石流の発生の原因とされる盛り土について、全国一律の規制強化に乗り出す。
 逢初(あいぞめ)川上流の砂防ダムを埋めた土砂約7200立方メートルは昨年末に撤去が完了した。標高約390メートルの土石流起点付近はほぼ手つかず。流域の安全が確保されていないとして、警戒区域は立ち入り禁止が続く。
 土石流で住宅98棟が被災し、約120世帯が応急仮設住宅で暮らす。県警は行方不明の太田和子さんの捜索を継続。機動隊員らが自宅周辺などで懸命に手掛かりを捜す。
 土石流は不適切に造成された盛り土に起因するとの見方が強く、政府は危険な盛り土を把握するため全国で総点検を実施した。次期通常国会に規制強化の関連法案を提出する方針だ。県警は盛り土を造成した神奈川県小田原市の不動産管理会社の代表と、現在の土地所有者を業務上過失致死容疑などで捜査中。遺族らでつくる「被害者の会」は両者などに約32億円の損害賠償を求める民事訴訟も起こしている。

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