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特集 : 福祉・介護

障害者の農業参加、絵本に 浜松の農業法人「京丸園」紹介

 障害者の積極雇用と多様な人材が活躍できる「ユニバーサル農業」の先駆例として注目される浜松市南区の農業法人「京丸園」の取り組みを紹介する絵本「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!」(合同出版刊)が12月上旬に出版された。

芽ネギの栽培施設で新刊の書籍を手にする鈴木社長=浜松市南区の京丸園
芽ネギの栽培施設で新刊の書籍を手にする鈴木社長=浜松市南区の京丸園

 同法人は従業員94人のうち22人が障害者。国が主催する農林水産祭の天皇杯や日本農業賞大賞を受賞し、全国から注目されている。
 題名の「めねぎのうえん」は同法人の主産品である芽ネギの農園のこと。絵本では鈴木厚志社長(57)が1997年ごろに障害者雇用を始めた際、障害者とのコミュニケーションの取り方を学び、新たな気付きを得て「ガ・ガ・ガーン!」と驚く話を紹介している。
 「ここに積んであるトレーをちゃんと洗って」と伝えると、障害者は1時間後も一つ目のトレーを洗っていた。だが「スポンジで表を3回、裏を3回洗って水で流したら次のトレーに」と具体的に指示すると多くの量をこなせるようになった。
 鈴木社長は「人を仕事に合わせるのでなく、仕事を人に合わせるように発想を切り替えたら、障害者も高齢者も女性も働ける環境になった」と振り返る。
 著者は絵本作家の多屋光孫さん。個性あふれる登場人物を表情力豊かに描いている。
 B5変形判、48ページ。1980円(税込み)。書店やネット通販アマゾンなどで購入可。問い合わせは合同出版<電042(401)2930>へ。

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