豚熱疑い 初の殺処分、84頭完了 静岡県内、袋井と森の養豚場

 静岡県は26日、豚熱(CSF)に感染した疑いのある雌豚が確認された袋井市と森町の養豚場2戸で計84頭を殺処分したと発表した。同日中に養豚場内での地中埋却や周辺の消毒作業も終えた。県内養豚場で豚熱に関する殺処分が行われたのは初めて。

殺処分した豚の埋却作業にあたる作業員=26日午前、森町(県提供)
殺処分した豚の埋却作業にあたる作業員=26日午前、森町(県提供)

 県によると両養豚場は、25日に豚熱感染が確認された宮城県内の養豚場から人工授精用の精液を仕入れ、雌豚に交配していた。84頭に症状はなかったが、国の指針などに基づき「疑似患畜」と判定された。県は24時間以内の殺処分、72時間以内の埋却処分を決め、中遠総合庁舎(磐田市)に現地対策本部を設置。計170人の作業員を投入した。
 両養豚場が飼育する約9300頭の豚は約1カ月間、健康状態の経過観察下に置かれる。移動・出荷制限がかかり、市中に流通することはない。陰性と確認されれば出荷が可能となる。

 

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