中田島砂丘の危険箇所を点検 浜松の市民団体
浜松市の遠州灘海岸の環境保全に取り組む市民団体「浜松の海を守る会」は24日、静岡県や市の担当者とともに中田島砂丘(南区)の危険箇所を点検した。初日の出時の混雑を前に、市民らの安全確保につなげる考え。

砂丘の各所には砂の流出を防ぐ「堆砂垣(たいさがき)」を行政や民間が設置している。強風による飛砂で、砂が流出するのを防ぐ狙いがあるが、一方で多くが竹製のため、観光客らがつまずくなどして一部に損壊が生じている。
点検には約10人が参加し、暗がりでも目立つよう県が堆砂垣に貼り付けた蛍光シールや損壊状況を確認した。
同会の清水浩利代表(52)は「来訪者に一層注意を促すとともに、さらなる対策を考える必要がある」と語った。