静岡市「どうする家康」大河ドラマ館 名誉館長に春風亭昇太さん 協議会発足
徳川家康を主人公にした2023年放送予定の大河ドラマ「どうする家康」を契機とした地域活性化を目指す静岡市の官民連携の協議会が24日発足し、同市葵区の静岡商工会議所で設立総会が開かれた。放送に合わせて開設する大河ドラマ館の名誉館長に、同市清水区出身の落語家春風亭昇太さんが就任することを明らかにした。
組織名は大河ドラマ「どうする家康」活用推進協議会。市や商議所、久能山東照宮、市自治会連合会など10団体で構成する。会長には同商議所の酒井公夫会頭、副会長には田辺信宏市長が就く。
ドラマ館の開設期間は23年1月から12月までで、延長する場合もあるという。同区の浅間神社境内にある市文化財資料館内に設置することも正式に発表した。同区の旧青葉小跡地に建設中の市歴史博物館が同時期にオープンすることから、ドラマ館との相乗効果で市内外からの誘客につなげていく。
酒井会長は「ドラマ館と博物館が一体となって市の歴史的な資産をアピールするきっかけになる」と期待。アイドルグループ「嵐」の松本潤さんが主人公を務めることから、若者や女性ファンの誘客を見込めるとして、酒井会長は「学生に若者向けのプロモーションを任せたらどうか」などと提案した。