河川のハード整備推進 国交省、巴川など流域治水対策加速 2022年度政府予算案

 国土交通省は河川の流域治水対策を加速するため、遊水地や雨水の貯留タンクなどのハード整備を推進する個別補助事業を創設する。24日に閣議決定した2022年度予算案に40億円を新規計上した。河川への雨水の流出増加を抑制し、近年の気候変動により激甚化、頻発化する浸水被害を軽減するのが狙い。
 補助対象は都市部で著しい浸水被害発生の恐れがある「特定都市河川」。各河川の流域水害対策計画に基づき、河道掘削や堤防の整備などにも適用できる。県内では静岡市の巴川が対象。特定都市河川は巴川を含めて全国9水系82河川ある。
 自治体や民間事業者が実施する事業の半額を国が負担する。国直轄事業に関しては予算を重点的に配分する。
 地表の多くがコンクリートに覆われる都市部は、雨水が浸透せず短期間に河川に流入する。一方で、ダム建設や河道拡幅などの大規模な対策が難しく、雨水をためる施設の整備などが必要になっている。

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