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特集 : ものづくり最前線

ASOBUのたき火台「IRORI」 宮内製作所(沼津市) 折り畳みコンパクトに【静岡ものづくり最前線】

 下請け企業から自社製品を持つメーカーを目指し、2020年5月にアウトドアブランド「ASOBU」を立ち上げ、6月にたき火台「IRORI」シリーズを商品化した。ソロキャンプから5、6人のグループ向けまで3サイズをそろえる。

折り畳むとコンパクトになるたき火台「IRORI」シリーズ
折り畳むとコンパクトになるたき火台「IRORI」シリーズ

 自動車ボディー・シャーシの試作やモニュメント製作などで培った金属加工技術を生かして開発した。ステンレス製で重量200グラム~1・5キロ。折り畳むとA5~A3サイズになり、薄さは1センチ前後と、コンパクトで持ち運びしやすい。
 地面を焦がさないよう、底面に空気穴を作らず、側面から空気を取り込む構造にして燃焼効率を高めた。ステンレスは熱を加えると変形しやすいため、広げた際に本体が湾曲したすり鉢状になるように設計。変形しても1方向にしか曲がらず、手の力だけで元の形に戻せるという。今年6月に特許を取得した。
 宮内保昌社長(45)は「キャンプを静岡の観光資源として盛り上げるのに一役買いたい。防災にも役立つ製品を打ち出していく」と意欲を示す。
 キャンプシーズンには一部が品切れになるほどの人気ぶり。価格は1万2100~2万5300円。自社オンラインショップや首都圏のアウトドア専門店などで販売している。

 企業情報 沼津市西島町3の1。1944年創業、59年法人化。従業員14人。

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