御殿場高生に自習スペース 沼津信金、コンパス内新設 産学官連携拠点へ 

 沼津信用金庫と御殿場高(御殿場市御殿場)は22日、同校生徒向けの自習スペース「クワトロ」を同信金の活動拠点「ぬましんCOMPASS(コンパス)御殿場」に新設した。開所式が行われ、関係者が地域の連携拠点として活用することを確認した。

新設した自習スペース「クワトロ」=御殿場市御殿場の「ぬましんCOMPASS御殿場」
新設した自習スペース「クワトロ」=御殿場市御殿場の「ぬましんCOMPASS御殿場」

 コンパスは旧上町支店(2階建て)を再活用。自習スペースは2階に設けた。広さは約43平方メートルで、一度に20人ほどが利用可能。木を基調としたスペースで、柱や机、いすは木製。人工芝を敷き、靴を脱いでくつろげる空間にした。
 同校とコンパスは約200メートルの至近にある。地域貢献の観点から同信金が活用を打診し、無償貸与することにした。鈴木俊一理事長は「将来的には小中学生も利用できる施設にしたい」と強調した。
 コンパスにはこのほか、1階に新型コロナウイルスワクチンの接種対応のため同市健康推進課が入り、2階にしんきん成年後見サポート沼津の御殿場事務所と、同信金相談センターが入居した。

 ■太田校長「研さん機会に」 市健康推進課も入居 
 「多くの生徒が利用して、互いに研さんする機会にしてくれれば」。生徒の自習スペースが沼津信用金庫の拠点施設「ぬましんCOMPASS御殿場」(御殿場市御殿場)に22日開所したことを受け、御殿場高の太田裕校長は期待感を示した。
 来年1月から利用できる。利用の際は事前予約制とする方向で調整中。同校周辺には放課後、生徒が保護者の迎えを待つ場所が少なく、待ち時間を有効活用することにもつながる。
 また、同市の勝又正美市長は、市健康推進課が1階に入居したことに触れ「市民の健康づくりの拠点にしたい」と話した。

 <メモ>「ぬましんCOMPASS(コンパス)」 沼津信用金庫が旧支店を活用。地域活性化を目的に、行政や取引先企業と連携して利用者を伴走支援する。第1号は沼津市の旧駅北支店で、起業家のシェアオフィスとコワーキングスペースのほか、地元企業のオフィスが入居する。民間と連携し、地元経済の再生を目指す拠点との位置付け。「COMPASS御殿場」は広く市民のニーズに対応することに力点を置く。

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