静岡人インタビュー「この人」 鈴木宏和さん eスポーツフェスティバルを企画した沼津青年会議所理事長
沼津青年会議所(JC)主催のeスポーツのイベントを沼津市の中心市街地にある商店街を会場に実施した。2016年JC入り。本業は鈴木電気商会の常務。40歳。

-イベントの手応えは。
「想定以上に多くの人が訪れた。子どもから大人、お年寄りまで幅広い年代の人が楽しんでいた姿が印象的だった。年代や障害、国籍を超え、さまざまな人が交流できるeスポーツの可能性を感じた」
-eスポーツの魅力は。
「世界的には注目されているが、日本はまだ抵抗のある分野だと思う。ただ、イベントをきっかけに単なるコンピューターゲームでは収まらない奥深さを知った。国内でもまちづくりやリハビリ医療に活用する動きも広がっている。良い部分は取り入れるべき」
-地域活性化に必要なことは。
「若い人たちが自ら住みたいと思えるまちづくりをすることが大切。その地域で暮らす楽しさが見つかれば、住み続けることにもつながるはず。今回のイベントがそんな一つのきっかけになればうれしい」
-今後の抱負は。
「40歳でJCは卒業になる。論語の『益者三楽』という孔子の言葉のように、これからも日々楽しみながら、友人や仲間を大切に、地域を活気づける活動に取り組めたら」
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趣味はドライブや読書。