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静岡人インタビュー「この人」 宮本勇太さん 地元の祭り屋台の車輪を新調した

 「宮本建築」代表。御前崎市池新田大山地区の祭り屋台の車輪を87年ぶりに作り替えた。11月下旬にお披露目式が行われ、多くの地元住民が完成を祝った。小笠高等職業訓練校の指導員も務める。45歳。

宮本勇太さん
宮本勇太さん

 ―経緯は。
 「大工になりたての頃から屋台建築には興味があり、先輩の職人の下で技術を学んでいた。いつかは自分で手掛けたいと思っていた。車輪の新調の話を頂いた時は驚いたが、挑戦してみようと決心した」
 ―特徴は。
 「車軸の『心棒』に地元の山林から切り出したウバメガシを使った。伐採後1年間は池に漬ける『水中乾燥』で樹液を除去し、その後は屋台の収納小屋で保管した。10年かけてしっかりと乾燥させた。車輪はケヤキとカシを加工し、漆と金箔(きんぱく)を施した」
 ―住宅と祭り屋台の建築で異なる点は。
 「屋台は動かすもの。長い間使っているときしみが出て修復が必要になるので、分解がしやすいように組み立てている。専門的な技術を継承していくのも大事なこと」
 ―作り終えた感想は。
 「地域の宝を後世に残す大事な役目を全うできてうれしい。人口減少で祭りの運営は年々厳しくなっているが、屋台を守っていけば祭りも続いていくはずだ」
     ◇
 たまの休日も仕事道具の手入れに忙しい。
 

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