オペラ歌手三浦環 没後75年顕彰公演 楽曲や朗読披露 袋井
袋井市ゆかりのオペラ歌手三浦環(1884~1946年)の顕彰公演「伝説のプリマドンナ三浦環」(袋井市、市教育委員会主催)がこのほど、同市のメロープラザで開かれた。関連楽曲の披露や、自伝の朗読が行われた。

公演は2部構成で実施。1部は「歌で楽しむ三浦環」と題し、オペラ「蝶々夫人」の劇中歌をはじめ、環が公演で披露した6曲を市内在住のソプラノ歌手後藤桂さんが歌い上げた。2部では県舞台芸術センター(SPAC)の俳優本多麻紀さんが朗読し、「お蝶夫人 三浦環自伝」を基に環の生い立ちや海外での活躍を紹介した。
環は大正時代から戦前、戦後にかけて日本人初の国際的オペラ歌手として活躍した。同市国本の正観寺には夫・政太郎の墓が現存する。同公演は今年で没後75年の節目を迎えたため、開催した。市内外から約130人の聴衆が訪れた。