熱海の82世帯を長期避難認定 土石流警戒区域内

 静岡県は17日、熱海市伊豆山の大規模土石流で警戒区域内にある156世帯のうち、全壊した74世帯を除く、82世帯を被災者生活再建支援法に基づく「長期避難世帯」に認定したと発表した。対象世帯は被災程度を問わず、全壊扱いとなり、最大300万円の生活再建支援金の給付が受けられる。認定は同日付。
 今後、同市が対象世帯に通知する。同市に申請を行えば、早ければ1月中に支援金の支給が受けられる。支援金は基礎支援金100万円と加算支援金50万~200万円。長期避難世帯は「基礎」は満額受給を受けられる。「加算」は住宅の再建方法によって異なる。
 県によると、警戒区域には全壊74世帯のほか、大規模半壊5世帯、中規模半壊1世帯、半壊5世帯、半壊未満71世帯がある。

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