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特集 : 福祉・介護

笑顔が社会貢献に スマイル1回=1円寄付 表情検知アプリ、新システムで実証実験 浜松

 笑顔1回ごとに、子ども食堂へ1円を寄付―。そんなプロジェクトの実証実験が浜松市の福祉施設や企業で進められている。人が集まる空間にタブレット端末を設置し、内蔵カメラと表情検知アプリが自動で笑顔を計測。数を集計し、プロジェクト主催者が寄付金を提供する。各会場では「自分の笑顔が人の役に立つなんて」と、積極的に笑う人たちの姿も見られる。

端末に向かって笑顔を見せる利用者と辻早紀代表理事(右)=9日、浜松市西区の脳リフレッシュサロン志都呂
端末に向かって笑顔を見せる利用者と辻早紀代表理事(右)=9日、浜松市西区の脳リフレッシュサロン志都呂
笑顔を検知すると画面上に表示が現れる
笑顔を検知すると画面上に表示が現れる
端末に向かって笑顔を見せる利用者と辻早紀代表理事(右)=9日、浜松市西区の脳リフレッシュサロン志都呂
笑顔を検知すると画面上に表示が現れる

 横浜市の一般社団法人ワンスマイル・ファンデーションが、笑顔で世界を幸福にする活動として考案した。浜松市が公募したデジタル技術の社会実装の企画公募で採択され、全国初の試みとして取り組んでいる。11月下旬から来年2月まで、市内4カ所の協力事業所に端末を常設し、終了時に同法人が笑顔検知の回数と同額を市内の子ども食堂に寄付する。
 同市西区のデイサービス「脳リフレッシュサロン志都呂」は、利用者約40人が集まる大部屋に端末を据えた。画面に映る風景の中で誰かの笑顔が検知されると、画面上に「smile」(スマイル)の文字が表示され、カウントが増える。
 内蔵されたアプリはマスク着用時の笑顔も検知できる。利用者はユニークな技術に興味津々で、自分や仲間の笑顔が検知されると「増えた」と喜び合って参加している。
 施設のカウントは1日数千に達し、古川恵美子所長は「盛り上がって笑顔が増える。笑いは機能回復や健康状態の確認にも有効なので、とても良い企画では」と話す。
 同法人は今後、寄付金の提供者、寄付先、端末設置の協力者をつなぐネットワーク化を目指す。辻早紀代表理事(41)は「デジタル技術で誰もが世界の問題解決に関われる仕組みを作りたい。浜松での実証は大きなステップ」と夢を描く

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