川勝知事、国会内を“おわび行脚” コシヒカリ発言巡り

 川勝平太知事は16日、自民党県連の城内実副会長(衆院静岡7区)の国会内事務所を訪ね、自民に向けた知事選以降の一連の発言を謝罪した。続く県内野党国会議員との意見交換会でも、いわゆる「コシヒカリ発言」で県議会から受けた辞職勧告決議により県政に混乱をもたらしたことを陳謝。さながら“おわび行脚”となった。

県内野党国会議員との意見交換会で言動への苦言を受け、頭を下げる川勝平太知事(右から2人目)=16日午前、国会
県内野党国会議員との意見交換会で言動への苦言を受け、頭を下げる川勝平太知事(右から2人目)=16日午前、国会

 関係者によると、知事は事前約束なしで城内氏を訪問。知事選直後に「ノーサイドというわけにはいかない」と自民との対決姿勢を鮮明にした発言などを巡り「間違っていた。おわびしたい」と述べ、城内氏は「これまでの言動を猛省し、行動で表してほしい」と返したという。
 一方、県内の立憲民主党、国民民主党、無所属の国会議員との意見交換会では、冒頭で立民県連の渡辺周代表(衆院比例東海)が「県政の分断や停滞を招くことのないよう、言動に慎重を期して」といさめた。知事は非公開になった後「問題発言についての指摘を重く受け止める」と頭を下げたという。
 県側は熱海市の大規模土石流の復旧や新型コロナ対応、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題といった県政課題の現状を説明し、解決のために協力を求めた。
 知事は終了後の取材に「ノーサイドの原点に返り、与党とも野党とも県民のためになることは連携して取り組んでいきたい」とした。
 (東京支社・関本豪、岡田拓也)

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