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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 深谷義弘さん(掛川市)太鼓奏法研修会を立ち上げた三社祭礼囃子保存会長 

 掛川市横須賀地区の三熊野神社大祭で披露される祭り囃子(ばやし)の継承と担い手育成に尽力する。元桜木小校長。66歳。

深谷義弘さん
深谷義弘さん

 ―研修会発足の狙いは。
 「伝承の過程で、太鼓の強弱やテンポがずれてきた。時代の流れの中で変わるものだが、知識として本来の奏法を知っていないとまずい。正調を伝えていくことが保存会の使命だ」
 ―大祭のお囃子が2年連続で中止になった。影響をどう考えるか。
 「若い人を中心に、コロナ禍での祭りの運営を検討する動きが広がっている。仮に3年連続の中止になったら、継承が途切れてしまう懸念がある。祭りに関わる人が率先してコロナ対策に取り組んでいく」
 ―祭りを取り巻く環境をどうみるか。
 「担い手減少が最大の課題。横須賀地区以外から助っ人を頼み、人数をそろえている現状がある。他地域の人と一緒に文化を継承していく姿勢が求められているのではないか。考え方の転換が必要かもしれない」
 ―後進への期待は。
 「心に染みついたお囃子は生涯、大事にされていく。祭りが地域社会をまとめ上げる力は絶大だ。子どもたちにしっかりと継承してほしいと願う。そのためにも、正しいお囃子や祭りの歴史、地域の伝統を丁寧に伝えていきたい」
     ◇
 車中泊の旅とアマチュア無線が趣味。

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