追っかけわたしの特集

特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 松本幹次さん(袋井市)「よこすかしろ」の工場長を10年務める 

 掛川市横須賀地区伝統の白下糖「よこすかしろ」を製糖する同市のサンサンファームの工場で、10年前から工場長を務める。69歳。

松本幹次さん
松本幹次さん

 -よこすかしろとは。
 「横須賀はサトウキビ栽培の北限とされ、江戸時代から砂糖が作られていた。キャラメル色で濃い味が特徴。自然素材で仕上げるので、サトウキビを収穫した畑や時期によって味や色が違うのがおもしろい」
 -どのように作るのか。
 「毎年冬になると、保存会の会員を中心に10人ほどが工場に一カ月間集まって作業する。まず、農家が収穫したサトウキビを機械で搾り、搾り汁を釜でゆで、あくをすくい取る。その後、余分な水分がなくなるまで煮詰めて乾燥させる。煮詰める温度が重要で、10年間試行錯誤を繰り返して経験を積んできた」
 -長年続ける理由は。
 「保存会のメンバーに恵まれたおかげ。毎年楽しく作業ができる。数年前からは、幼い孫たちが冬になると『じいじの砂糖』と言って楽しみにしているのも励みになる」
 -今後の意気込みは。
 「メンバーの高齢化が悩み。通年雇用ができないため若手の育成が難しい。だが、毎年待ってくれる人がいるので、サトウキビ栽培が盛んな地域の伝統として長く続けていきたい」
     ◇ 
 よこすかしろを使ったおすすめの料理はすき焼きと煮魚。

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む