福島原発事故調査の学者解雇 仏、研究の自由抑圧と非難
(2021/1/7 05:30)-
【パリ共同】フランスの公的機関で東京電力福島第1原発事故の社会的影響に関して調べていたフランス人学者が昨年解雇され、仏日両国の研究者ら16人が6日、フランス紙ルモンドに寄稿し、研究の自由に対する抑圧だと非難した。
ルモンドによると、社会人類学者クリスティーヌ・ファセールさんは2012年にフランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)に採用され、パリ政治学院や東京工業大と11年に起きた原発事故の社会・政治的影響を探る共同研究などを行った。しかし昨年6月に「上司への不服従」などを理由に解雇された。
科学・環境の記事一覧
- 3号機プール燃料搬出完了 福島第1原発、2基目(2021/2/28 15:27)
- 福井恐竜博物館、化石が500点 改装で展示を刷新、「集大成」(2021/2/27 21:16)
- 東電、原発賠償額が10兆円超へ 避難の慰謝料、営業損害で(2021/2/27 17:38)
- コロナ禍の避難所設営訓練、福井 高浜原発で事故想定(2021/2/27 10:31)
- 国連、パリ協定「達成ほど遠い」 温室ガス削減で分析(2021/2/26 22:00)
- 柏崎原発の燃料装填の計画見直し 東電、工事未了新たに1件(2021/2/26 13:33)
- 仏原発32基、50年稼働可能 規制当局、延長認める(2021/2/25 22:29)
- 学術会議「法に従い任命求める」 梶田会長が強調(2021/2/25 19:32)
- 6強地震でタンク53基ずれる 福島第1原発、一部は使用中止(2021/2/25 18:07)
- 日本沿岸の海面水位、過去最高 黒潮接近が要因、気象庁(2021/2/25 17:11)