リニア「不要」半数超、水量維持52.4%望む 静岡県民に調査

 リニア中央新幹線の必要性を県民は感じていない―。リニア工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、県消費者団体連盟が5日に公表した県民対象のアンケートで、こんな傾向が浮き彫りになった。リニアが必要と思うかという問いに対し「思わない」とする回答が半数を上回る50・6%に達した。

リニア中央新幹線が必要と思うか?
リニア中央新幹線が必要と思うか?

 同じ質問で「必要と思う」は10・2%にとどまり、「分からない」は27・9%だった。自由記述の欄では「コロナ禍の中、生活様式にも変化があり、本当に必要なのか疑問」(富士市)「リモートの時代に必要ではない」(浜松市)と大井川流域外でも建設に否定的な意見が目立った。「(リニアの)建設費でたくさんお金があるなら東海道新幹線などの運賃を安くしてほしい」という回答もあった。
 「(リニア工事によって)水が減少または枯渇すると言われているが、どう思うか」に関しては「今のままでないと困る」が52・4%と半数以上が現状維持を望んだ。「代替水源を確保してくれるなら良い」は29・3%、「補償金を出してくれれば良い」は0・7%で金銭による解決には否定的だった。
 アンケートは昨年11月、同連盟に加入する各団体を通じて東部234人、中部152人、西部320人から回答を得た。結果は大井川流域10市町長と国土交通相などの関係大臣、本県選出の国会議員、JR東海に送る。

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