御殿場市長選、現新一騎打ち 市政継続の是非争点
(2021/1/25 08:33)-
任期満了に伴う御殿場市長選は24日、告示された。ともに無所属で、新人の経営コンサルタント鈴木祐太郎氏(27)と、4選を目指す現職若林洋平氏(49)=自民、公明推薦=が立候補し、選挙戦に入った。
12年務める現職に政治経験のない新人が挑む構図で、若林氏の市政運営に対する評価が問われる。鈴木氏は官民連携による医療体制の充実、若林氏は環境に特化したまちづくりを、それぞれ訴える。
投票は31日午前7時から午後8時まで(国立駿河療養所は午前9時から午後4時まで)市内23カ所で行われ、午後9時から御殿場中体育館で即日開票される。期日前投票は25日から30日まで、市役所と富士岡振興会館(市役所富士岡支所)で受け付ける。
23日現在の選挙人名簿登録者数は7万1482人(男3万6806人、女3万4676人)。
鈴木祐太郎[すずきゆうたろう] 27 無新 ▽現=経営コンサルタント▽元=コンサル会社社員▽慶応大卒。御殿場市駒門
若林洋平[わかばやしようへい] 49 無現(3) ▽現=市長▽元=民間病院事務長、製薬会社社員。埼玉大卒。御殿場市新橋
■若者住みたい街に 鈴木候補
鈴木祐太郎候補は御殿場市駒門の自宅近くで出陣式を行った。同級生の多くが古里を離れている現状から「日本一住みがいのあるまち、若い人が住み続けたくなるまちに変える」と主張。官民が連携し「最新の医療を受けたい時に受けられる体制をつくるのが第一歩」と強調した。中小企業活性化も訴えた。
■環境問題発信する 若林候補
若林洋平候補は御殿場市新橋の病院駐車場で出陣式を行った。新型コロナウイルス収束後の継続的な発展のためには「富士山の麓から環境問題を発信するべき」と述べ、「環境省を誘致し、研究機関や学校を集積させて移住、定住を図る」と訴えた。「新型コロナ対策を最優先に進める」と力を込めた。
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