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演劇スクール新設へ 静岡県、SPAC内に高校生対象

(2021/1/24 08:58)
静岡県庁
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 県は2021年度、演劇を活用した地域活性化モデル事業「演劇の都」構想の一環として、県舞台芸術センター(SPAC)内に高校生対象の通年の演劇スクールを新設する方針を固めた。意欲のある生徒を全県から校外活動として集め、専門的な演劇教育を通じて「演劇の都」を担うプロ人材の育成を目指す。21年度当初予算案への事業費計上に向けて調整している。
 宮城聰SPAC芸術総監督の指揮の下、俳優、制作スタッフの協力を得て、演劇指導にとどまらず、外国語や歴史の座学も行い、プロとして活躍するための教養を幅広く学ぶことを想定する。定員を絞り、少数精鋭で教育の質を担保する方向で検討している。
 将来的な県内高校への演劇学科の設置を見据え、授業カリキュラムや指導方法を実践的に検証する場としても位置付ける。県内約60校にある演劇部の活性化につなげる狙いもある。
 県教委によると、県内で年間20単位が上限の「学校設定科目」として演劇を学べる高校は三島南、浜松大平台の2校があるが、専門科目を25単位以上設定する「専門学科」を設けている高校はない。一方、県外には専門学科として舞台芸術を扱う高校が11校ある。
 「演劇の都」は世界的に評価を高めるSPACを核として、観光・交流や人材育成、県内演劇活動の活発化を図り、若者の定着と交流人口の増加に結び付ける構想。宮城総監督は「音楽界のウィーン・フィル」を引き合いに、SPACの活動を通じて本県の国際的な知名度、求心力の向上を目指す考えを示している。
 

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