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静岡県、修学旅行の誘致強化 コロナ禍、行き先変更に対応 山梨、長野、新潟にPR

(2021/1/14 11:50)
修学旅行の静岡県内誘致を目指し、行程の一つに駿河湾フェリーの乗船体験を提案する担当者=2020年12月、長野県松本市内(県提供)
修学旅行の静岡県内誘致を目指し、行程の一つに駿河湾フェリーの乗船体験を提案する担当者=2020年12月、長野県松本市内(県提供)

 静岡県は川勝平太知事が「山の洲(くに)」と名付けた圏域の静岡、山梨、長野、新潟4県の小中学校を対象に、2021年度の修学旅行を県内に誘致するための取り組みを強化している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、修学旅行の行き先を定番の首都圏や関西圏から近隣圏に変更する動きがあるためだ。本県独自の観光資源や助成制度をPRし、修学旅行先に選ばれる県を目指す。
 県が体験型修学旅行を手掛ける県内の主要8団体を調査したところ、20年度の受け入れ状況は静岡、山梨、長野県の計237校、2万1697人で、19年度よりも約150校、1万人増えた。中でも山梨県は73校3538人に上り、受け入れゼロだった19年度と比べて急増した。海での体験活動や菓子工場の見学、徳川家康ゆかりの史跡探訪などが人気だという。
 現状では感染収束の見通しが立たず、21年度修学旅行の動向にも影響を与える可能性がある。県はこうした状況を踏まえ、山梨、長野両県で20年12月中旬、小中学校と旅行業者を対象に説明会を開催した。
 浜名湖や伊豆の観光地経営組織(DMO)、駿河湾フェリーなどの協力を得てモデルコースを提案。県内宿泊か県内2カ所以上の施設訪問を条件に、4県の学校が行う修学旅行の費用を支援する県の制度も紹介した。
 21年夏にも中部横断自動車道の新清水-山梨・双葉ジャンクション間が全面開通する。山の洲4県を往来する所要時間の短縮が見込まれ、県は修学旅行の本県誘致に向けた追い風になるとみている。
 観光振興課の担当者は「この機を逃さず、より多くの修学旅行を県内に迎え入れたい。子どもの頃に静岡を訪れた思い出は、将来のリピーター獲得につながる」と話している。

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