静岡市の桜ケ丘病院移転合意 知事「民意反映なく問題」

 静岡市清水区の桜ケ丘病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)と同市が、同病院の移転先を津波浸水想定区域内のJR清水駅東口公園とする協定を結んだことについて、静岡県の川勝平太知事は「重大な問題をはらんでいる。判断した方の責任は非常に重い」と批判した。
 移転に関する最大の問題は「民意が反映されていないこと」だとし、地域住民の合意形成が不十分との見方を示した。移転先を当初の現市役所清水庁舎所在地から、同公園に変更した決定過程についても「不透明感」が付きまとうとし、田辺信宏市長らに説明責任を果たすよう求めた。
 3月11日で発生から10年となる東日本大震災に触れ「震災の教訓は、津波は恐ろしい破壊力があるということ。病院などは高台移転が全国的な流れだ」と指摘。「津波浸水想定区域にあえて病院をつくることに一貫して大きな問題があると言ってきた。その考えに変わりはない」と改めて主張した。

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