静岡新聞NEWS

天竜材を五輪の遺産に 選手村施設に提供の浜松市 活用法公募へ

(2021/1/4 12:10)
選手村ビレッジプラザに使われているものと同じ天竜杉の角材=2020年12月下旬、浜松市役所
選手村ビレッジプラザに使われているものと同じ天竜杉の角材=2020年12月下旬、浜松市役所

 東京五輪・パラリンピックの選手村交流施設ビレッジプラザの建築に天竜杉の木材32立方メートルを提供した浜松市は2021年度、大会後に返却される天竜材をレガシー(遺産)として同市に残すため、利活用方法を公募するデザインコンペを行う。関係者への取材で3日までに分かった。
 プラザは21年9月のパラリンピック閉会後に解体予定。木材は県と浜松、静岡両市、小山町など全国63の提供自治体に返却される。
 浜松市は持続可能な森林管理の国際基準「FSC認証」を取得した天竜材の流通拡大に力を入れている。使われた天竜材は市施設のテーブルやベンチに再利用したり、コースターなどのグッズに加工したりする方法を想定。アイデアを公募し最優秀作品を採用する。
 プラザは各国選手団の入村式会場となり、カフェやメディアセンターなどが置かれる。木材は柱や床などに使われ、各国選手のサインが入っている可能性もあるという。同市からは1436本の天竜材が提供され、一本一本に「浜松市」と印字されている。解体後、木材には「Used in Village Plaza(ビレッジプラザで使用)」と刻印される予定。
 市はレガシーとして大会後も活用するアイデアを幅広く募る。コンペ事業費を21年度当初予算案に盛り込みたい考え。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿