クラスター施設名公表要望　静岡市議会主要３会派【新型コロナ】

　静岡市が新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が発生した施設名をほとんど公表していないことについて、市議会の自民党市議団、志政会、公明党市議会の主要３会派は２６日、施設名を原則、公表するよう田辺信宏市長に要望した。
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　同市では同日までに１１件のクラスターが発生しているが、静岡済生会総合病院で発生した８例目を除き公表していない。市は感染拡大可能性期間の施設利用者を全て把握できていることを非公表の理由にしている。
　３会派の代表は公表しないことにより市民が不安になり、疑心暗鬼が広がっていると指摘。カラオケ・接待を伴う経営者から「感染対策を行っていても（クラスター発生店と）同じように見られてしまう」という訴えもあったという。
　田辺市長はその場で検討を約束した。市によると、これまで利用者を把握できている施設に対し、公表を強く促すことはなかったというが、今後は公表への同意を積極的に求めていくとしている。