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遠州灘防潮堤の完成報告 静岡県と浜松市、一条工務店に感謝状

(2020/11/16 08:50)
一条工務店グループの寄付金を原資に整備された遠州灘海岸の防潮堤=15日午後、浜松市南区
一条工務店グループの寄付金を原資に整備された遠州灘海岸の防潮堤=15日午後、浜松市南区
浜松商工会議所が建てた記念碑の前で記念撮影する川勝平太知事(中央左)や宮地剛前社長(同右)ら=15日午前、浜松市南区の遠州灘海浜公園
浜松商工会議所が建てた記念碑の前で記念撮影する川勝平太知事(中央左)や宮地剛前社長(同右)ら=15日午前、浜松市南区の遠州灘海浜公園

 東日本大震災の津波被害を教訓に、静岡県と浜松市が3月までに整備した遠州灘海岸の防潮堤(同市南区、西区)の完成報告会が15日、南区の遠州灘海浜公園で開かれ、関係者が沿岸部の防災力向上を祝った。川勝平太知事と鈴木康友市長が事業費300億円を寄付した一条工務店グループに感謝状を贈った。
 一条工務店は同市創業。宮地剛前社長は震災直後、同社がスズキの鈴木修会長に寄付の仲介を相談した当時を振り返り「本気かと驚かれたが、極めて早く仲介に動いてくれた。県、浜松市と何度も協議を重ねて整備計画が実現に至った」と思いを述べた。
 川勝知事は「一条工務店の支援をはじめ、多くの市民の協力で完成した。有事には素晴らしい機能を発揮し、平時はにぎわいの場として活用していく」と話した。
 整備のため会員企業から寄付を募った浜松商工会議所は完成に合わせて、公園に「一条堤」と記した記念碑と、浄財を寄せた約900企業・団体の名前を書いたパネルを設置した。大須賀正孝会頭らが同日、除幕した。
 20年3月末に完成した防潮堤は県第4次地震被害想定の最大津波(レベル2)を考慮し、高さ13~15メートル、全長17・5キロ。県の想定ではレベル2津波による同市の宅地浸水面積を約8割低減できる。事業費に充てた市の基金には企業・団体から約13億6千万円の寄付が集まった。

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