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ウィズコロナの観光探る サンフロント21懇話会・伊豆分科会

(2020/10/28 11:30)
「コロナ時代の伊豆観光を考える」をテーマに藻谷浩介氏がオンラインで講演したサンフロント21懇話会伊豆地区分科会=27日午後、沼津市のサンフロント
「コロナ時代の伊豆観光を考える」をテーマに藻谷浩介氏がオンラインで講演したサンフロント21懇話会伊豆地区分科会=27日午後、沼津市のサンフロント

 静岡県東部地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は27日、伊豆地区分科会を開いた。新型コロナウイルス感染防止のためにオンライン講演会の形式で実施し、日本総研主席研究員の藻谷浩介氏を講師に、ウィズコロナ時代に対応した伊豆観光の在り方を探った。
 主催者を代表して静岡新聞社の谷川治常務が「新型コロナは伊豆の基幹産業である観光に大きな影響を与えている。分科会を通してヒントをつかんでほしい」とあいさつ。同懇話会の岩崎清悟副代表幹事は「伊豆の観光は厳しい現実に直面しながらも、新しいビジネスモデルの模索が始まっている」と述べた。
 インターネットで動画を生配信したオンライン講演会には約140人が登録し、沼津市のサンフロントには視聴会場が設けられた。講演では藻谷氏が登録者に質問の回答を求めたりして、オンライン上でやりとりしながら進める場面もあった。
 分科会の映像と資料は30日から、サンフロント21懇話会のホームページで閲覧できる。

 ■「伊豆にしかない魅力を」 藻谷浩介氏講演
 27日開催した静岡新聞社・静岡放送のサンフロント21懇話会伊豆地区分科会は、日本総研主席研究員の藻谷浩介氏が「コロナ時代の伊豆観光を考える」をテーマにオンライン上で講演した。
 藻谷氏は、参加者への事前調査で、来年に延期された東京五輪・パラリンピックを9割以上が「ある」と回答したと紹介。自転車競技会場となる伊豆地域で前向きの意識が目立ったことに、「私も同じ認識」と述べた。東アジアは新型コロナウイルスの感染者数が少ないとし、「欧米などから見れば、日本に滞在した方が選手の感染リスクが抑えられる。中止する理由がない」との見解を示した。
 訪日外国人に関しては近い将来に需要が復活し、特に中国人が増加すると予測した。今後の観光戦略として観光客に長期宿泊してもらい、客単価を高めることが重要と指摘。「日帰りや1泊2日の団体客を取り込む戦略は時代遅れ。コロナ禍が落ち着いて訪日外国人需要が回復するまでに、伊豆でしか体験できない食文化や独特の風土を打ち出してほしい」と話した。

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