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再編で先鋭的な大学に 浜松医科大・今野学長、静岡大・日詰氏と「忌憚なく意見交換」

(2020/10/27 16:21)
静岡大との法人統合・大学再編に向けて、次期学長の日詰一幸氏との連携を期待する浜松医科大の今野弘之学長=26日午後、浜松市東区
静岡大との法人統合・大学再編に向けて、次期学長の日詰一幸氏との連携を期待する浜松医科大の今野弘之学長=26日午後、浜松市東区

 浜松医科大の今野弘之学長(68)は26日、同大との大学再編に反対姿勢を示してきた静岡大の日詰一幸人文科学部長が次期学長に選出されてから初めて、静岡新聞社の取材に応じた。法人統合・大学再編について、医療と看護に工学と情報が加わることで「時代を先取りするような産業への転換の核となる先鋭的な大学が生まれる」と説明し、日詰氏と「忌憚(きたん)のない意見交換をしたい」と述べた。
 今野学長は両大学の協議について「両大が署名した合意書の最も大事な骨格は統合再編」とし、日詰氏について「合意書を尊重すると言われたが、統合再編を前提に誠意を持って協議を行うという合意書の趣旨を理解していると受けとめた」と述べ、今後の連携に期待感を示した。
 日詰氏は一体化した法人の下でそれぞれの大学を残し、他大学と連携する枠組みなども構想しているとされる。これに対し今野学長は「再編して新しい大学をつくることで、地域貢献を果たせると考える。既存のままで魅力的で先鋭的な大学をつくることはできない」と強調した。
 今野学長は、日詰氏から話す場を持ちたいと打診があったと明かし、「ぜひ一人でお越しくださいと伝えた」と述べた。「トップ同士の信頼関係が最も大事」とも語り、石井潔学長と同様に意見交換を図りながら協議を進めていく考えを語った。
 今年2月に静大農学部との研究情報交換会で日詰氏と初めて数分間話したことにも触れ「われわれも改革が必要だが、日詰氏も静大に改革が必要と考えていた」と振り返った。
 その上で、「石井学長が立てたビジョンで不足があれば、日詰氏がさらにいいものにしていただきたい」と語り、法人統合・再編に異議を唱える大学関係者らへの十分な説明も求めた。

 こんの・ひろゆき 専門は上部消化管外科。浜松医科大副学長や同大付属病院長を歴任し、2016年から現職。慶応大卒。岩手県出身。

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