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立民、国民 静岡県連が発足 衆院選へ共闘は不透明

(2020/10/26 08:30)
静岡県連結成を機に「頑張ろう三唱」をする立民関係者=25日午後、静岡市内のホテル
静岡県連結成を機に「頑張ろう三唱」をする立民関係者=25日午後、静岡市内のホテル
街頭演説を繰り広げる国民の玉木雄一郎代表(左から2人目)と榛葉賀津也静岡県連会長(左)=25日午前、静岡市内
街頭演説を繰り広げる国民の玉木雄一郎代表(左から2人目)と榛葉賀津也静岡県連会長(左)=25日午前、静岡市内

 9月に結党した立憲民主党と国民民主党の静岡県連が25日、静岡市葵区の同じホテルでそれぞれ結成式と設立大会を開き、役員人事を決めるなどして次期衆院選への気勢を上げた。旧立民と旧国民が完全には合流できず、野党共闘の行方は不透明。支援する連合は“股裂き”状態が続く。両県連も衆院静岡1区の候補者調整など課題を抱え、視界不良の船出となった。
 国民県連の設立大会が午前、立民県連の結成式は午後行われた。立民の結成式は旧立民、旧国民の出身者による顔合わせの意味合いが強く、来賓や支援者を招かない催しだったのに対し、国民の設立大会には玉木雄一郎党代表が出席。終了後は中心街に繰り出して街頭演説を行う対照的な演出だった。
 立民の結成式では、代表に渡辺周氏(衆院静岡6区)、幹事長に県議の曳田卓氏(沼津市)、代表代行に遠藤行洋1区総支部長の就任が決定。渡辺代表は式後の記者会見で「きょう初めて話をした方もいる。相互理解は新党の宿命」と述べた。年内にも県連の設立大会を改めて開く方針。
 国民との関係では「元々は同じ政党なので仲たがいしない。自公に代わる政権の選択肢をつくるため力を合わせる」と友好関係を強調した。
 これに対し国民県連の設立大会では、党幹事長も務める榛葉賀津也県連会長(参院静岡選挙区)が「政策提案型の改革中道政党として歩む」とあいさつ。次期衆院選について「選挙区で勝ちたいのは無論」としながら「2枚目(比例)の投票で党を支えて」と訴えた。街頭演説で玉木氏は「対決より解決、政局よりも政策の党だ」と立民との違いをアピールした。
 両県連は組織体制にも差がある。立民県連には衆院議員3人、県議2人、市議9人が所属し、衆院静岡1、2、3、5区の各総支部長らを加えて計20人体制となった。
 国民県連の国会議員は榛葉氏のみで、県議は岡本護幹事長(浜松市中区)ら2人。市町議6人、衆院静岡1、4区総支部長を含めた役員は計11人で、旧県連の半分以下だ。それでも設立大会には連合静岡と民間労組の幹部や支援者ら約70人を集め、存在感を示した。
 国民の設立大会に出席した連合静岡の中西清文会長は険しい表情で「旧立民と旧国民が一つの固まりになれなかったのは非常に残念」と述べた。26日からの臨時国会を前に、国民が立民などとの衆院統一会派から離脱すると決めたことに触れ「結果的に2党に溝があり、関係が悪いと捉えられる。衆院選で2党連携は必要不可欠だ」と苦言を呈した。

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