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JR、2カ所で地質調査 湧水懸念の河川直下は含まれず【大井川とリニア】

(2020/10/24 09:45)
JR東海が追加のボーリング調査を予定する箇所
JR東海が追加のボーリング調査を予定する箇所

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡県は23日、JR東海から追加で地質を調べるボーリング調査について申し入れがあったと発表した。JRは2カ所で実施する方針だが、非公表の地質調査資料に高圧大量湧水の発生が懸念されると記されていた「トンネル本線と大井川直下の交差部分」は含まれていない。
 追加する2カ所は、昨年9月に県の有識者会議でJRが実施を表明した「西俣ヤード内」と、2015年11月にJR東海の有識者会議で指摘された「椹島ヤード付近」。
 西俣ヤード内は来月から来年5月にかけて垂直に地下400メートルまで調査する。土砂崩れで現地に向かう道路が通行止めになった影響などで、実施表明から1年余りを経て着手する。椹島ヤード付近は今月から来年1月まで、導水路トンネル出口予定地近くで斜め上向きに300メートル調査する。いずれもコア(円柱状の地質試料)を採取する。
 県は21日にJRと協議し、この2カ所は県条例に基づく自然環境保全協定を締結する必要はないと伝えた。JRは千石ヤード付近の追加調査も申し入れたが、県は改変面積が大きくなるため、協定締結が必要だと回答した。複数の専門家から追加調査の必要性が指摘されている「大井川直下」に関してJRの広報担当者は23日、取材に「(必要性について)何とも言えない」とコメントした。
 

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