静岡新聞NEWS

川勝知事の発言撤回、今年2度目 自民「愚の骨頂」けん制

(2020/10/17 09:09)
川勝平太知事に抗議文を提出し取材に応じる自民改革会議の中沢公彦代表(中)ら=16日午前、県庁
川勝平太知事に抗議文を提出し取材に応じる自民改革会議の中沢公彦代表(中)ら=16日午前、県庁

 日本学術会議の新会員候補の任命拒否を巡り、川勝平太静岡県知事が「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した」などと発言した問題は16日、知事が発言を撤回、陳謝し、抗議した県議会自民改革会議が一定の理解を示したことで収束に向かう見通しだ。ただ、知事は「間違っていることは批判する」と基本姿勢を変えない構え。知事が自らの発言を撤回したのは今年2度目で「全く懲りていない」と、あきれる自民関係者もいる。
 関連記事▶川勝知事の発言波紋(10月13日)
 知事は記者会見で菅首相を批判し「教養レベル」の発言のほかにも「学問をされた人ではない。単位を取るために大学を出た」などと述べた。これについて16日、自民の抗議文を受け取った後、取材に応じ「不適切発言に類する形になった。しかも事実誤認に基づくところがあった」と反省の弁を述べた。
 県には15日までに1238件の電話やメールがあり、その8割超は知事への批判。インターネット上にも批判的な記事や書き込みが相次いだ。
 知事は発言撤回の一方で、自らの政治姿勢については「間違っていると思ったことは全身、人格を懸けて批判するスタンスに変わりはない」と断言。今回の任命拒否を問題視する姿勢を改めて示し「首相は任命拒否をご破算にした上で、学術会議の在り方を検討すれば分かりやすい」と持論を述べた。
 知事は昨年12月に同会派を念頭に「やくざの集団、ごろつきがいる」などと発言。県議会2月定例会で撤回、謝罪し「今後、不適切発言はしない」と答弁した。自民改革会議の中沢公彦代表はこうした事情も踏まえ「マスコミや県民をあおるような確信的、刺激的な話は無用で避けるべきだ。議論しなければならないことが後回しになったり、おろそかになったりするのは愚の骨頂」と知事をけん制した。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿