静岡新聞NEWS

静岡・桜ケ丘病院、移転計画振り出しに JCHO、駐車場案否定

(2020/9/24 15:42)

 静岡市清水区で桜ケ丘病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が、市側が移転先として提案していた市役所清水庁舎の駐車場について「狭くて移転先として適さない」とする非公式文書を市に送付していたことが24日、JCHOへの取材で分かった。予定していた清水庁舎所在地への移転が、庁舎移転の凍結が継続され不透明になる中、代替案が否定されたことで移転計画は振り出しに戻る。
 JCHO関係者は静岡新聞社の取材に対し「移転は断念していないが、市側の提案内容に変わりがなければ、JCHO側としての今回の見解は変わらない。市には新たな移転候補地の検討と常勤医師の確保を求めている」と説明した。
 同病院を巡っては、2017年に市とJCHOが現清水庁舎跡地への移転に合意した。その後、新型コロナウイルスの影響で庁舎移転が凍結され、早期の病院移転を望むJCHOに対し、市が庁舎駐車場を新たな移転の候補地として提案していた。
 関係者によると、庁舎駐車場への移転は病床の縮小を余儀なくされ、救急医療に支障をきたすことや、津波浸水想定区域への移転に伴う災害対策が狭くて困難なことなどに、JCHO側が懸念を示しているという。
 田辺信宏市長は取材に「まだ交渉の途中なので、いろいろな意見がある。誠実に交渉を続けていきたい」との姿勢を示した。市の羽根田信人保健衛生医療部長は「協議は続いていて、移転先の駐車場が狭いという意見は出ている。今後も協議を続けていきたい」と述べた。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿