静岡新聞NEWS

浜松市「区再編必要」初の結論 市議会特別委、論議進展の可能性

(2020/9/24 09:00)
浜松市議会特別委が想定する行政区再編の協議行程(自民党浜松が提案)
浜松市議会特別委が想定する行政区再編の協議行程(自民党浜松が提案)

 浜松市の行政区再編を検討する市議会の特別委員会は23日、再編の可否について「区再編は必要」との結論を出した。委員長を除く5会派11人の委員が意見を述べ、過半数の7人が必要との考えを示した。行政区再編について特別委が結論を出すのは初めて。
 特別委が一定の結論を出したことで、区再編論議が進展する可能性が出てきた。特別委はその上で、今後の議論の進め方として「全議員が関わるべき」とし、25日の議会運営委員会に全46議員の意思を問う取りまとめ方の協議を要請することでも一致。28日以降に開かれる全員協議会などの場で意思を確認するとみられる。
 最大会派の自民党浜松が2月に提案し、特別委が了承した「協議の行程案」では、特別委が再編可否について最終的に判断することを想定していた。だが、結論を出す段階に至り、市議会全体で決める方針に転換した。
 背景の一因には自民内部の意見の相違がある。この日の特別委でも高林修委員長を除く自民委員6人のうち3人は区再編を必要、3人は不要と述べ、会派内で賛否が割れた。「市民サービスを低下させずにコスト削減が図れるのか」との慎重論の一方、「行政区をまたぐ学校区もある。課題整理のため区再編は必要」との推進論が見られ、意思統一が難しい状況が浮かんだ。
 根底にあるのは昨年4月の区再編の賛否を問う住民投票結果。再編不要を主張した委員の一部は投票者の49・2%(15万8千人)が「2021年元日までの再編に反対」に投じた事実を重く受け止め、特別委だけで「再編は必要」と決めることを疑問視した。
 特別委は11年12月に市が区再編検討の日程案を示して以来協議を継続。18年9月には「意見集約ができない」として一度議論を打ち切り、19年4月に住民投票が実施された。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿