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リニア水問題、自民特別委でJRに注文「住民に寄り添う姿勢を」

(2020/7/31 07:58)
自民党の特別委員会に出席したJR東海の金子慎社長(右)=30日午前、自民党本部
自民党の特別委員会に出席したJR東海の金子慎社長(右)=30日午前、自民党本部

 自民党がJR東海の金子慎社長を招いて30日に党本部で開いた超電導リニア鉄道に関する特別委員会。リニア中央新幹線計画の静岡工区の工事が大井川の流量減少問題により膠着(こうちゃく)状態に陥っている状況を受け、出席した国会議員からはJRに対し、沿線などの住民に寄り添う姿勢を徹底するよう注文が相次いだ。
 会合は冒頭を除き非公開で行った。JRは金子社長のほか、リニアを担当する宇野護副社長、水野孝則専務らが出席し、静岡工区をはじめとした工事の進捗(しんちょく)状況や大井川の水問題への取り組みを説明した。
 複数の出席者によると、議員らは問題の根底にJRの姿勢への地元の不信感があると指摘。「関係者や首長に真摯(しんし)に説明を」といった声が上がった。JRからはこれまでの対応への反省の言葉もあったという。
 県内選出議員の一人は、会合で金子社長らは丁寧に説明していたと一定の評価をしつつ、「最初からきょうのようにすれば、ここまでこじれることはなかった」と述べた。
 一方、2027年の開業予定については、議員側から「あくまで守るべき。今から『遅れます』と言ったらずるずるいってしまう」との懸念が出た。JR側の明言はなかった。
 特別委の古屋圭司委員長は会合後、「JRは現場の方から最高責任者まで、市民に寄り添うスタンスを徹底してもらう必要がある」と語った。近く大井川流域市町を訪問して首長の意見を聴く意向も改めて表明。大井川の水問題を議論している国土交通省専門家会議の途中経過をヒアリングする考えも示した。

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