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客引き禁止条例を制定へ 静岡市、2021年4月施行目指す

(2020/6/25 07:08)
静岡市役所
静岡市役所

 静岡市は24日までに、同市葵区の繁華街で飲食店などへの客引き行為をすることを禁止する条例を、本年度中に制定する方針を固めた。対象地域は御幸町、紺屋町と呉服町、両替町の一部を想定。5万円以下の過料といった罰則も検討する。2021年4月施行を目指す。
 客引き行為を禁止する条例は県内では浜松市が昨年9月に制定し、今年4月から全面施行している。全国20政令市では大阪市や名古屋市、仙台市など7市が制定済み。市は昨年6月に静岡中央商店街連合会から要望を受け、客引きの実態調査を行うなど検討を進めてきた。
 関係者によると、市内の繁華街では2~3年ほど前から客引き行為が急速に増えたという。市の調査では昨年8月のピーク時には葵区の繁華街で81人の客引きがいた。新型コロナウイルスの影響で今年3月以降は減ったが、6月に入り増加傾向にあるという。
 23日に行われた自民党市議団の勉強会では、商店街関係者から早期の条例制定を求める声が相次いだ。葵区で複数の飲食店の店長を務める男性は「店の前で看板を見ていたお客まで連れて行かれる。道をふさぐように客引きがいて、街中を歩きにくくなったという声も聞く」と窮状を訴えた。静岡中央商店街連合会の柴山甲一まちづくり委員長は「とにかく早く条例を作ってほしい。まち全体に影響が出ている」と指摘した。
 市は市議会9月定例会への提出も模索していたが、新型コロナウイルスによる飲食店への影響を見極める必要があるとして、11月定例会以降の提出を検討している。制定前にパブリックコメントなどで市民意見を募る方針。

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