静岡新聞NEWS

清水庁舎移転、住民投票条例案の提出確実に 署名5万2281筆、縦覧へ

(2020/6/24 08:19)

 静岡市は23日、市役所清水庁舎移転新築の賛否を問う住民投票の実施を目指す市民団体「静岡住民投票の会」が市に提出した署名が、審査の結果、5万2281筆(葵区1万4092筆、駿河区6787筆、清水区3万1402筆)だったと明らかにした。24日から30日まで葵、駿河、清水各区役所の選挙管理委員会で縦覧する。
 直接請求の法定要件となる有権者の50分の1(約1万2千筆)を大きく上回り、条例案が市議会に提出されることが確実になった。縦覧で異議申し出がなければ署名数が確定する。提出時の署名数は5万5635筆で無効は3354筆だった。
 同会は津波浸水想定区域に移転する現計画に市民の理解が得られていないとして、今年1月から署名活動を開始。葵、駿河両区は4月2日、清水区は6月3日に提出した。清水庁舎移転事業は新型コロナウイルスの影響で現在、一時停止中。同会は「中止になったわけではない」として住民投票を目指す活動を継続している。
 署名数の確定後、団体が本請求した場合、田辺信宏市長は市長意見を付けて20日以内に住民投票条例案を市議会に提出しなければならない。ただ、住民投票の実施には市議会の可決が必要。昨年10月に議員発議で住民投票条例案が提出されたが、否決された。

 ■川勝知事も署名「移転に反対」
 静岡市役所清水庁舎の移転新築の賛否を問う住民投票の実施を求め、市民団体「静岡住民投票の会」が集めた署名簿に、川勝平太知事が署名していることが23日までに、関係者の話で分かった。
 川勝知事は同日までの静岡新聞社の取材に「私も静岡市民。清水庁舎の移転に反対の立場で署名した」と事実関係を認めた。関係者によると、市民団体のメンバーが今年初旬、県庁に知事室を訪ねた際、川勝知事が署名に応じたという。関係者は「川勝知事にも署名に協力してもらい、心強い」と語った。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿