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リニア水問題、解決向け「データ開示を」 川勝知事、トップ会談でJRに要請へ

(2020/6/23 07:26)

 川勝平太知事は22日の定例記者会見で、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡って26日に会談するJR東海の金子慎社長に対し、水問題の解決に向けて科学的な議論を進めるために、必要なデータを開示するように求める考えを明らかにした。
 水問題を議論する県有識者会議や国土交通省専門家会議で地質などに関するデータが不足しているという指摘が委員から相次いでいることを踏まえ、川勝知事は「きちんと対応すれば(2027年リニア開業が)遅れることはない。どうしてデータを出し渋るのか、多くの人が不信を共有している。(金子社長に)ぶつけたい」と述べ、JRの情報開示の消極姿勢が着工の遅れに影響しているとする見解を示した。
 一方で「南アルプスの自然はリニアと別個に守らないといけないという認識を金子社長と共有できれば、リニアと南アの保全が両立する。そこに向けて一歩踏み出すことになる」と信頼関係構築の重要性にも触れた。
 27年開業の延期が現実味を増していることについては「静岡県が足を引っ張っているわけではない」と強調。「(開業)できる所からすればいい。静岡(工区)ができないから他もできないというのはおかしい」と述べ、完成した区間の先行開業を主張した。
 会談をインターネットで動画配信する点に関しては、県からJRに求めたことを明かし「誰にも隠す必要はない」と説明した。

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