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駿河湾フェリー赤字6900万円 19年度、悪天候とコロナ影響

(2020/6/23 07:52)
駿河湾フェリー
駿河湾フェリー

 一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは22日、県庁で記者会見を開き、駿河湾フェリー(清水-土肥港間)の2019年度決算を発表した。夏場の天候不順や新型コロナウイルスの影響で乗船客が大幅に減少し、同法人を構成する県と6市町が計1億1200万円の公金を投入したものの、最終的に6900万円の赤字となった。
 駿河湾フェリーは民間企業の撤退を受け、一般社団法人が19年6月に運航を継承した。決算によると、輸送人員は前年比31・2%減の9万7422人で過去最低を記録。書き入れ時の19年7、8月に長雨や台風で欠航が相次いだ上、年明け以降は感染拡大と移動自粛に伴い客足が激減した。
 収益は3億8800万円。根幹の運賃収入が2億7600万円で当初の計画より1億6千万円少なかった。協定に基づく負担金として県が7200万円、市町が計4千万円を支出した。一方の費用は4億5700万円で、船舶燃料代を主とした事業費が1億1900万円、船舶修繕や広告などの管理費が3億3700万円だった。
 同法人の滝浪勇理事長は会見で「単なる移動手段ではなく、乗船自体を目的とする利用客を増やしたい」などと強調。潜在的な観光需要や財務上の課題を精査し、9月末をめどに経営改善戦略を策定する方針を示した。

 ■7月1~3日、静岡県民無料
 県と駿河湾沿岸の6市町で構成する一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは7月1~3日、県民を対象に駿河湾フェリーの運賃(旅客、車両など)を無料にする。22日の記者会見で発表した。
 新型コロナウイルス感染症の影響で冷え込んだ観光需要を喚起する狙い。静岡、山梨両県の利き酒珍味セットや、6市町にある神社仏閣のご朱印など、キャンペーンの開始に合わせて新たな「売りもの」を用意し、船内で販売する。駿河湾フェリーは感染症対策のため全便運休中で、7月1日から1日4便の通常ダイヤで運航を再開する。既に公表済みの運賃半額は同日から山梨県民、4日から両県民を対象に8月31日まで行う。乗船予約は駿河湾フェリー<電054(353)2221>へ。

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