川勝知事、国交省批判「明白な合意違反」 リニア専門家会議巡り

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議を巡り、川勝平太知事は14日、同省が示した会議の公表に関する方針について「『全面公開』に応じられないというもので、明白な合意違反だ」とするコメントを発表した。
 川勝知事はコメントで「地域住民の不安を払拭(ふっしょく)し、国民に水資源の保全の重要性を理解してもらうためには全面公開で議論の過程を全て明らかにする必要がある」と強調。科学的議論の全面公開には「何の問題もない。全面公開で忌憚(きたん)のない自由な発言ができない委員は一人もいないと確信している。自由な発言を阻害すると国交省が考えるなら、学者委員に大変失礼だ」と指摘した。
 同省は13日、専門家会議の公開に関し、(1)インターネットによる会議映像の全国配信は忌憚のない自由な発言を阻害し、委員への非難や中傷の恐れがあり応じられない(2)報道関係者の傍聴や議事録の開示で透明性は確保され、全面公開の要件を満たす―などとする方針を発表。県と同省は事前の協議では「会議の全面公開」で合意していた。

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