JRの流量予測、渇水時「精度低い」 静岡県、HPに課題掲載

 静岡県はこのほど、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で焦点の一つになっているJR東海の流量予測について、渇水時の精度の低さを指摘した資料をホームページに掲載した。今後、県の有識者会議などで問題提起していく。JRにも同じ資料を送付済みで、同社は反論しない方針を示しているという。

JR東海の流量予測の課題について指摘した県ホームページの資料
JR東海の流量予測の課題について指摘した県ホームページの資料

 流量予測はJRが「トンネル湧水が県外に流出しても大井川の水が減らない」と主張する根拠になっていた。
 県は有識者会議に提出されたJRの資料を引用し、予測流量と実測値の相関を表すグラフをHPに掲載。流量が大きい時はバラツキが小さく、流量の少ない渇水時はバラツキが大きくなっていることを示した。
 県は資料で「大雨が降ると河川に水が大量に流入し、誤差が小さくなるが、流量が少ない時は地中の水の流れの予測が全体の精度に影響する」とし、渇水時の精度は低いと問題視。「JRの計算モデルは、トンネル有無による河川流量の変化を予測するモデルとしては極めて精度が低い」などと見解を示した。

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