リニア問題、JR東海の面会要請拒否 川勝知事

 川勝平太知事は17日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、JR東海の金子慎社長から要請された面会について「すぐに会う状況にない」として拒否する意向を同社に伝えた。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で面会を求めた金子社長に対し「国難と言うべき状況で面会の申し入れを行うこと自体、危機管理意識が欠如している」と批判した。
 川勝知事は「引き続き対話を要する事項」としてJR側に解決を求めている47項目の協議が終わっていないことも、面会しない理由に挙げた。国土交通省がJRを指導するために新設する専門家会議の開催前で、現時点でのトップ会談は科学的根拠に基づいた議論を行う専門家会議の設置趣旨に反するとした。
 金子社長は16日の記者会見で「お互い真摯(しんし)に対応して問題解決を図りたい。当然、知事の方からいろいろ話があるだろう」と面会を求めた理由を説明していた。
 一方、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が緊急事態宣言の対象地域を全都道府県に拡大したことを踏まえ、県は17日、同省が4月最終週の開催を目指す専門家会議について「ウェブ会議といえども多数の職員の出勤を伴う」とし、開催の妥当性を再検討するよう要請する文書を同省に送った。県が推薦した専門家2人を委員に選定しなかったことについても再考を求めた。

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