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浜松市、パートナー制度施行 LGBTカップル、事実婚を公認

(2020/4/2 07:52)
パートナーシップ宣誓書受領証を手にする(左から)鈴木げんさん、国井良子さん、加藤千恵子さん、山本海行さん=1日午後、浜松市役所
パートナーシップ宣誓書受領証を手にする(左から)鈴木げんさん、国井良子さん、加藤千恵子さん、山本海行さん=1日午後、浜松市役所

 浜松市は1日、性的少数者(LGBT)や事実婚のカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」を施行した。同制度の導入は県内自治体では初めて。初日は4組のカップルが宣誓し、公認を示す受領証が交付された。市役所1階ロビーでセレモニーも行われ、氏名などの公表を受け入れたカップル2組が鈴木康友市長から受領証を受け取った。
 宣誓第1号のカップルとなったのはトランスジェンダー(性別越境者)の男性として生きる自営業鈴木げんさん(45)と性的少数者ではないフリーライター国井良子さん(47)。鈴木さんは浜松TG(トランスジェンダー)研究会の代表者で、セレモニーには性的少数者や支援者ら十数人が祝福に駆け付けた。
 鈴木さんは「この制度によって性的マイノリティーが社会に多く存在していることを知ってほしい。浜松に幸せなカップルが増えてほしい」と語った。
 共に県立高教諭の山本海行さん(59)と加藤千恵子さん(51)の事実婚カップルも宣誓した。加藤さんはこれまで人生で使ってきた名前を変えたくない思いから、結婚を望まない考えを語った。「彼が病院で手術を受ける時、仕事を休んで立ち会いたかったが、職場からは『結婚相手でもないのに』と理解を得られなかった」と話し、パートナー関係が認められて「震えるほどうれしい」と喜んだ。
 制度施行に合わせ、市はこれまで夫婦や親族に限定していた市営住宅の入居要件を条例改正で緩和し、宣誓カップルも入居可とした。今後多様な施策への反映を検討していく。

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