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藤枝市、通年議会導入へ 静岡県内初、政策課題を柔軟審議

(2020/4/1 08:06)

 藤枝市議会は31日までに、2020年度から、定例会の会期を1年間とし、議会の判断で本会議や委員会を開くことができる「通年議会」の導入を決めた。県内自治体では初の取り組み。市の政策課題に対する臨機応変な審議を目指し、議員の政策立案や市政の監視機能を強化する。
 議会改革の一環で16年度に特別委員会で協議を開始。他県の視察を重ね、課題を整理した。議員の多忙化で市民意見の集約が手薄にならないかなどの懸念もあったが、増加する風水害対応や新型コロナウイルスなど状況が刻一刻と変化する行政課題を柔軟に審議できるメリットが大きいと判断。2月定例会最終本会議で関連条例や規則の一部改正を全会一致で可決した。
 通年議会の導入により、市長による定例会の招集は年1回、会期は1年間(5月~4月)になる。議長が随時本会議を開くことができ、会期に縛られずに委員会の開催も可能になる。年4回招集していた期間30日程度の定例会に準じ、「定例月議会」を6、9、11、2月に開く。議案の審議や質問は従来通り行うため、当面はこれまでの議会運営に大きな変化はない。
 他県では、委員会活動が活発化した議会もあれば、変化がほとんどない事例もあるという。通年議会の導入の成否は議会自らの取り組みにかかっていると言え、薮崎幸裕議長は「議会の存在感を発揮できるはず。議員活動を活発化させ、市民にメリットを伝えていかなければならない」と述べた。

 ■藤枝市議会による通年議会のポイント
 ▽定例会は市長が年1回招集し、会期は1年間(5月~4月)
 ▽議会の判断で本会議や委員会を開催
 ▽定例会に当たる「定例月議会」は年4回。議案審議や質問など議事は従来通り

 <メモ>通年議会 定例会の会期を1年間とし、議会の判断で必要に応じて本会議などを開くことができる。閉会期間をなくすことで、年間を通じて委員会活動も可能になる。議員の政策立案能力を高め、市政に対する監視機能を強化できるなどのメリットがある。

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