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国交省、リニア会議人選案 静岡県と隔たり埋まらず

(2020/3/23 17:53)
専門家会議の人選に関する県の見解文書を手渡す難波喬司副知事(右)=23日午前、国土交通省
専門家会議の人選に関する県の見解文書を手渡す難波喬司副知事(右)=23日午前、国土交通省

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する専門家会議委員の人選を巡り、難波喬司副知事は23日午前、国土交通省で水嶋智鉄道局長と会談し、同省が選んだ一部委員候補の「中立公正性」に疑義があり、静岡県が委員候補を公募することは「特段問題はない」とする見解を改めて示した。国交省側は「検討する」と回答したが溝は埋まらなかった。
 県は文書で、一部委員は「旧国鉄に在籍歴があり、JR東海の懇話会メンバーであることから、中立公正性に欠けると言わざるを得ない」と主張。県が公募する理由は「水循環の議論ができる委員が不足している」とし「国民生活への影響、水環境のマイナス影響の大きさに照らした」とした。
 水嶋局長は冒頭で「リニアの早期開業と水問題解決の両立に向け、スケジュール感を共有したい」と強調し、早期の会議の立ち上げと協議加速を求めた。協議後、難波副知事は「詰めるべき問題には時間感覚を持って対応してきた。委員は慎重に決めるべきだ」とし議論は平行線だった。
 県はほかにも、生物多様性を議論する場合にどのような委員構成にするかや、JR東海がどのような立場で会議に参加するかを明記するよう求めた。

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