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マスク大量出品の静岡県議「問責」可決 全会一致、辞職は否定

(2020/3/19 07:42)
問責決議案の可決後、辞職を否定しながらも頭を下げる諸田洋之県議=18日午後、県庁
問責決議案の可決後、辞職を否定しながらも頭を下げる諸田洋之県議=18日午後、県庁
問責決議案の採決を前に県議会本会議場を後にする諸田洋之県議(中)=18日午後、県庁
問責決議案の採決を前に県議会本会議場を後にする諸田洋之県議(中)=18日午後、県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄状態の中、焼津市選出の諸田洋之県議(無所属)がインターネットオークションに大量のマスクを出品していた問題を巡り、県議会は18日の2月定例会最終本会議で「道義的、政治的な責任は極めて重い」とする諸田氏の問責決議案を全会一致で可決した。県議に対する問責は県政史上初めて。ただ、法的拘束力はなく、諸田氏は決議後に「県議の仕事でお返ししたい」と述べて議員辞職を改めて否定した。
 諸田氏は9日の記者会見で、2月4日から3月6日までに医療用マスク2千枚セットなどを89回にわたって出品し、計888万円を売り上げたと説明。県議会事務局などには、全国から千件を超える苦情が殺到した。
 決議はマスク出品について「ネットでの高額転売を助長させる。県民の範となるべき議員の自覚と品位に著しく欠ける行為で、県議会の名誉を傷つけ、県民の信頼を大きく失墜させた」と非難。提出者を代表し提案理由を説明した公明党県議団の蓮池章平団長は「法律に抵触しかねない行為。看過できない」と指摘した。
 決議案の採決時、諸田氏は当事者のため、議場から退席した。本会議後、記者団に「決議を重く受け止める」と繰り返したが、辞職する考えがあるか問われると「そのような声を受け止めながら、県議の仕事で恩返ししたい」と語り、辞意を示さなかった。
 自民改革会議の竹内良訓代表は「不名誉な形で全国に県議会の名を知らしめた。決議の本当の意味を諸田氏が考えるべきだ」と自ら出処進退を判断するよう求め、ふじのくに県民クラブの阿部卓也会長は「議会で議論になること自体が恥ずべきこと。じくじたる思いだ」と述べた。

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