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リニア水問題、専門家会議設置へ前進 国交省が条件ほぼ受け入れ

(2020/2/7 07:39)

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡る新たな専門家会議の設置を巡り、静岡県の難波喬司副知事と国土交通省の水嶋智鉄道局長が6日、同省で初めて協議した。国交省側は県が設置の前提とした5条件を踏まえて会議を原則公開し、委員に県の推薦者を入れるなどとした案を提示した。難波副知事は持ち帰って検討し、来週中に返答するとした。国交省は条件をおおむね受け入れ、会議の設置へ前進したが、県側は細部の詰めが必要だとして調整する方針。
 協議は非公開。終了後に難波副知事と、鉄道局の江口秀二技術審議官が記者会見した。両者によると、国交省案はほかにトンネル湧水の戻し方と地下水への影響の2点を集中的に議論し、自然環境などの問題も県の有識者会議の議論を踏まえて議題とする▽これまでの県とJR東海の議論で残された課題を科学的、工学的に検証し、同省がJRに対して助言・指導する▽利水者代表もオブザーバー参加する―がある。
 会議の座長や委員の候補者も国交省は提示したが、記者団に具体名や人数は明かさなかった。江口氏は「県の要求は満たしている」との認識を強調した。
 一方、難波副知事は「他省庁の専門家が委員として参加するよう求めているが、個人的にはそこは十分でなかったと思う」と指摘した。江口氏は「関係省庁に意向を聞いているところ」と説明した。
 流域の生物多様性などを議題とするかどうかは難波副知事が「必ずやると理解した」と念押しした。

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