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太平洋岸自転車道、再整備へ 静岡県、新年度予算案に4億7千万

(2020/2/3 07:59)
太平洋岸自転車道のルート(国土交通省提供)
太平洋岸自転車道のルート(国土交通省提供)

 千葉県銚子市から和歌山市まで静岡県など6県にまたがる「太平洋岸自転車道」のナショナルサイクルルート(NCR)への指定を目指し、静岡県は2日までに、県内区間の走行環境の改善を図るための再整備に取り組む方針を固めた。2020年度当初予算案に関連事業費として4億7千万円を計上する。
 東京五輪・パラリンピックの自転車競技が県内で開催され、大会レガシー(遺産)として「自転車の聖地」を目指す取り組みの一環とする狙いもある。
 NCRは日本を代表する自転車道として世界にPRする狙いで、政府が国内の自転車道を指定する取り組み。指定を受けるには、走行環境やサイクリストの受け入れ環境などの一定水準を満たす必要がある。
 県は太平洋岸自転車道の県内区間の現状について、NCR指定を目指すには管理水準を引き上げる必要があると判断。具体的には、劣化した防護柵や舗装の補修、消えた区画線の引き直しなどを検討している。
 同自転車道のNCR指定を巡っては昨年9月、国、本県と静岡、浜松両市を含む6県2市が協議会を発足させた。指定に向けて20年までに、ハード、ソフト両面の環境整備を完了させることにしている。
 国は昨年9月にNCR指定の第1弾候補として、瀬戸内海の島々を巡る「しまなみ海道サイクリングロード」など3ルートを選んだ。国はこれまでに、太平洋岸自転車道も「速やかな指定を図る」との見解を示している。

 <メモ>太平洋岸自転車道構想 千葉から神奈川、静岡、愛知、三重各県を経て和歌山県に至る太平洋沿岸への整備を目指す自転車専用道で完成すれば計約1400キロ。地域交流の促進や地域振興への貢献が期待されている。安全性の高いルートやコースで自転車の利便性を高め、交通事故削減につなげる狙いもある。

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