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リニア、新専門家会議「公平に」 国交省、流域市町の納得重視

(2020/1/24 07:22)

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で、国土交通省の水嶋智鉄道局長は23日、静岡新聞社の取材に応じ、同省が提案した新たな専門家会議に関し「人選や議論の進め方は県とよく相談して決め、流域市町が納得いく会議にする」と述べ、公平性の担保に努める考えを示した。開催の見通しが立っていない同省と県、JRとの3者協議の位置付けは「専門家会議の検証を受け、政策判断する場」とした。
 新たな専門家会議の設置に対し流域市町の首長と川勝平太知事による20日の意見交換会で、水問題を議論してきた県の有識者会議との関係性やこれまでの議論の内容が否定されることへの懸念が首長から出された。水嶋氏は「県の有識者会議の議論は、新しい専門家会議のメンバーにしっかり伝わる仕組みを県と相談する」とした。
 リニアの事業認可者として「住民もJR東海も納得いく議論のプロセスを確保することが国交省の使命だ」と改めて強調。県が国に対し再三要請してきた、県とJRの議論の評価については「全国の事例から最新の知見を得ているトンネル工学や水文学の専門家に、水問題を評価検証してもらうことが、要請に対する一つの答えになる」と述べた。
 今後の懸念として、流域市町とJRのコミュニケーション不足を指摘。「JRには説明や対応で足りない点を考えてもらう必要がある」とし、両者の早期の面会実現を促した。面会の形式は「工夫の仕方はいくらでもある」と述べた。

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